Caché Buttons ドキュメント
Caché "Buttons" ドキュメント
Last Updated: 10/21/2005
概要
Caché Buttonsユーティリティを使うことで、ユーザは簡単に、InterSystemsサポートセンターに問題を報告するのに必要なCachéの情報を収集することができます。
ユーティリティには次の2つのオプションがあります。まず ”little button” (Basicオプション)を指定することで、たいていの問題を解析するために、InterSystemsサポートセンターが必要とする、ほとんどの情報を取得することができます。このオプションによって収集されるデータは、InterSystemsサポートセンターに寄せられる問題全てで記録されるべき情報となっています。次に”big button”(Advanced オプション)を指定することで、より複雑な問題を解析するために、サポートセンターが必要とする、より詳細なシステム情報を取得することができます。このオプションは、Basicオプションで取得できる情報とそれに加えてより多くの情報を取得できます。全ての情報は、1つのHTMLファイルに格納されます。
32-bit Windowsシステム(NT, 2000, XP)で実行するときは、Caché ButtonsはSysInternals Software社が開発したサードパーティのユーティリティを使用しています。1つめのユーティリティ(PsInfo.Exe)はより詳細なOS情報を表示するときに使用し、2つめのユーティリティ(PsList.Exe)はOSのプロセス情報を表示するときに使用します。
全ての情報を取得するまで、5分以上かかりません。ButtonsユーティリティはCaché ObjectScript で記述され、全てのWindowsプラットフォーム(9x, ME, NT, 2000, XP)、Caché がサポートする全てのUNIXブランド・OpenVMSプラットフォームで利用できます。また3.2.1以降のバージョンの全てのCaché上で実行することができます。Caché 2.xでは実行することができません。
Cachéが完全に応答せず、Caché ObjectScriptで作成されたButtonsを一切実行することができない、という稀なケースを想定し、ButtonsにはOSレベルのスクリプトが用意されています。これによってCaché外部から全てのシステム情報を取得することができます。これらのスクリプトは、Buttonsユーティリティでも重要なもので、32-bit Windowsシステム(NT, 2000, XP)、いくつかのUNIX・OpenVMSプラットフォームで利用できます。各プラットフォームのスクリプト名は次のとおりです。
- CacheHung.Cmd (Windows システム)
- CacheHung.Sh (UNIXプラットフォーム)
- CACHEHUNG.COM (OpenVMS、DCLスクリプト使用)
Buttonsを実行した後は、レポートされたファイルをZIP圧縮するなどしてつのファイルにまとめ、障害の内容とともにサポートセンター(e-mail:
)にお送りください。我々サポートセンターが対応させていただきます。
インストール
Caché ButtonsはZIP圧縮された CacheButtons.zipというファイルで提供されています。インストールするために、以下の手順を実行して下さい。
- CacheButtons.zipを、Cache Binディレクトリ(Cacheのexeファイルが格納されているディレクトリ、例えば Windowsでは C:¥CacheSys¥Bin、UNIXでは/usr/cachesys/bin になります)に解凍します。
- Cachéターミナルを実行し、%SYSネームスペースにログインします。
- Cachéターミナルのプロンプトから、以下のコマンドを実行します。
%SYS> Do ^%RIMF
ファイル名として、Binディレクトリに解凍されたButtonsV3x4x.objを、フルパスで入力します。このコマンドによって、%ButtonsのObjectコードを%SYSネームスペースにインポートします。
注意: Caché 5.0 は以前のバージョンとobjectコードの互換性はありません。その制限がありますので、Caché ButtonsをCaché 5.0(もしくはそれ以降)にインストールするとき、%RIMFのファイル名には ButtonsV3x4x.obj ではなく ButtonsV50.obj を指定してください。
CacheHung OSスクリプトは、上記1の手順によって、Cache Bin ディレクトリにインストールされています。
Caché ButtonsをUNIXにインストールする場合、CacheHung.shファイルに適切な属性(読み取りと実行)があるか確認してください。属性を付加するには、ファイルがインストールされたCache Binディレクトリ(例えば /usr/cachesys/bin )に移動し、UNIXプロンプトで次のコマンドを実行します:
/usr/cachesys/bin> chmod 555 CacheHung.sh
SysInternals ユーティリティのインストール (Windows 32-bit プラットフォームのみ)
32-bit Windows(NT, 2000, XP)では、Caché Buttonsは2つのサードバーティのユーティリティを利用しています: ひとつはより詳細なシステム情報を表示するのに使用し、もうひとつはOSのプロセスをチェックするために使用します。これらはSysInternals Software社によって開発され、無償で使用できます。これらのユーティリティは、psinfo.exeとpslist.exeといい、以下のリンクからダウンロードできます。ただし、これらをWindows9x, MEにはインストールしないでください。これらは32-bit システムを対象としたユーティリティになっています。
http://download.sysinternals.com/Files/PsTools.zip
psinfo.exeと pslist.exe は、システム情報・プロセス情報を取得するために、Cache Binディレクトリにコピーする必要があります。これは%Buttonsを実行する必要がある、全てのCachéインスタンスに対して行ってください。
Microsoft Windowsは、Pdh.dllというファイルを %SystemRoot%¥System32(例えばC:¥WinNT¥System32)にあらかじめ用意しているはずです。もしなければ、上記リンクのPsInfo.zipにこのDLLファイルが含まれていますので、psinfo.exe, pslist.exe と一緒に、Cache Binディレクトリにコピーしてください。
Caché ObjectScript ルーチン %Buttonsの実行
Caché ObjectScriptルーチン %Buttonsの実行方法は、非常に簡単です。
Caché 5.0.21まで
Cachéターミナルを開いて、任意のネームスペースのプロンプトから以下のコマンドを実行してください。
USER> Do ^%Buttons
Caché 5.1以降
Cachéターミナルで%SYSネームスペースに移動し、プロンプトから以下のコマンドを実行してください。
USER>ZNspace "%SYS" %SYS>d ^Buttons
ルーチンはシステムの診断レベル(Basic / Advanced)の指定を要求し、システム情報を記述したHTMLドキュメントを作成します。
ルーチンが実行されると、HTMLのサイズとディスク上のロケーションが表示されます。全てのファイルは、一時的に作成されるものを除いて、Cachéマネージャディレクトリに作成されます(例えば WindowsではC:¥CacheSys¥Mgr、UNIXでは/usr/cachesys/mgr)。
%Buttons によって取得されるHTMLログファイルの項目
Basic オプション
- 構成名
- マシン名(ホスト名)
- 完全ホスト名(ドメイン名含む)
- IPアドレス
- ユーザ名
- ログ取得の実行日時
- Cachéバージョン($ZVersion)
- Caché Objectバージョン
- Caché ODBC / JDBCバージョン
- Caché Directサーバのバージョン
- WebLinkのバージョン
- 多言語サポート(NLS)情報
- 空きブロック数情報
- Caché 4.1以上の場合、マウントしているデータベースのリストと、各ブロックサイズ
- OSバージョン(UNIXでは uname ?a)
- 追加のシステム情報 (Windowsのみ、PsInfo.Exeを通じて取得)
- 動作中のライセンス情報 (4.1.x以前は^CKEY、5.x以降はCKEY^%LICENSE)
- ライセンス使用数 (4.1.x以前はdisplay^LMFCLI、5.x以降は counts^%LICENSE)
- %SS情報 (30秒間隔をあけて、2回取得します)
- OSプロセスリスト
- Spin Count情報
- 動作中の構成ファイル (Cache.cpf)
- エラーログ (^SYSLOG)
- cconsole.log (ログファイルが 5MB以内の場合)
Advancedオプションは、Basicで出力される全ての項目に追加して、以下の項目が取得されます。
- cstat -e2 -m-1 -n3 -j5 -g1 -m3 -L1 -u2 -v1 -p-1 -c-1 -q1 -w2 -S-1 -E-1 -N65535 (1分間隔をあけて、2回取得します)
- ipconfig /all (Windowsのみ)
- netstat ?an
- netstat ?s
- 4.1.x以前ではinspect^LMFCLI、5.x以降では ldumpinuse^%LICENSE と dumpkeys^%LICENSE? の出力結果
- Core もしくは *.Dmpファイルのリスト(もしあれば)
- GLOSTAT情報 (10秒間隔をあけて、10回取得します)
OSスクリプト CacheHung の実行
Cachéが完全に応答しない場合は、CacheHung OSスクリプトを代わりに実行します。スクリプトを実行するには、Cache Binディレクトリに移動し(例えばWindowsだとC:¥CacheSys¥Bin、UNIXだと/usr/cachesys/bin)、コマンドプロンプトを起動し、OSプロンプトから以下のコマンドを実行します。
C:¥CacheSys¥Bin> .¥CacheHung /usr/cachesys/bin> ./CacheHung.sh
スクリプトは、Cachéがインストールされたディレクトリ(例えば WindowsだとC:¥CacheSys、UNIXだと/usr/cachesys)のフルパスを要求し、OSから取得できる全ての情報と、Cachéが使用している共有メモリを 収集し、1つのHTMLフォーマットの CacheHungButton.html というファイルに格納します。このファイルは、Cachéのマネージャディレクトリ(例えば WindowsだとC:¥CacheSys¥Mgr、UNIXだと/usr/cachesys/mgr)に保存されます。
Windowsでは、Administrator権限をもったアカウントでログインしてください。UNIXでは、少なくともCachéを起動/停止する権限をもったユーザ名でログインする必要があります。できれば、パーミッションに関係した問題を避けるためにも、”root” でログインしてください。
Windows NT 4.0 に関する注意:
WindowsスクリプトCacheHungは、シェルコマンドを使って記述されており、Windows NT, 2000, XP で実行できます。しかし、InterSystemsは「いくつかのシンタックスで、コマンド表現が正しいにも関わらず、予期した実行結果がでない」という報告を受けています。主な現象は、スクリプトがCachéのインストールディレクトリを質問しないため、正常に実行できない、というものです。そういった現象が発生した場合、Cachéのインストールディレクトリをパラメータとして渡して実行してください。ディレクトリ名が空白を含む場合、ダブルクオテーションで前後を囲ってください。例:
C:¥CacheSys¥Bin> .¥CacheHung C:¥CacheSys
C:¥CacheSys Version 5¥Bin> .¥CacheHung "C:¥CacheSys Version 5"
CacheHung スクリプトによって取得されるHTMLログファイルの項目
- 構成名
- マシン名(ホスト名)
- 完全ホスト名(ドメイン名含む)
- IPアドレス
- ユーザ名
- ログ取得の実行日時
- Cachéバージョン($ZVersion)
- OS情報 (Windowsのみ、PsInfo.Exeがインストールされている場合)
- OSプロセスリスト
- 動作中の構成ファイル (Cache.cpf)
- cconsole.log
- cstat -e2 -m-1 -n3 -j5 -g1 -m3 -L1 -u2 -v1 -p-1 -c-1 -q1 -w2 -S-1 -E-1 -N65535
- ipconfig /all (Windowsのみ)
- netstat ?an
- netstat -s

