Caché Q&A
このページでは、Cachéとインターシステムズについての基本的なQ&Aを掲載しています。より詳細な技術情報については、こちらのFAQをご参照ください。
Q&A項目
- Q1. Cachéとインターシステムズについて
- Q2. ポスト・リレーショナル・テクノロジー
- Q3. Caché Webテクノロジー
- Q4. Cachéを購入するのはどのようなユーザーで、その理由は?
- Q5. 具体的にどうすればいいですか。
| Q1. Cachéとインターシステムズについて | |
|---|---|
| Q1-1 | Cachéとは? |
| Q1-2 | Cachéという製品名を選んだのはなぜですか。 |
| Q1-3 | インターシステムズの"エレベータスピーチ"を聞かせてください。 |
| Q1-4 | CachéがWeb開発に適している理由はなんですか。 |
| Q1-5 | CachéはWeb開発だけに対応しているのですか。 |
| Q5. 具体的にどうすればいいですか。 | |
|---|---|
| Q5-1 | Cachéを使い始める前にどれくらいの学習が必要ですか。 |
| Q5-2 | どうすれば、Cachéをスタートできますか。 |
| Q5-3 | CachéでGUIアプリケーションを開発するためにどの程度の知識が必要ですか。 |
| Q5-4 | サードパーティ・ツールはどのように使うことができますか。 |
| Q5-5 | レガシー・データはどのように扱えばいいのですか? |
| Q5-6 | Cachéを使って新しいアプリケーションを書き込むにはどうすればいいでしょうか。 |
| Q5-7 | Cachéはどんなプラットフォームで動作するのですか。 |
| Q5-8 | データベースの選択には重大な決断が要ります。 |
Cachéとインターシステムズについて
Q1-1. Cachéとは?
Cachéとは、高性能でスケーラビリティにきわめて優れたWeb、クライアント/サーバー・アプリケーションの迅速な開発・配備に対応できるよう最適化されたポスト・リレーショナル・データベース管理システムです。
Q1-2. "Caché"という製品名を選んだのはなぜですか。
"Caché"という名前は、インターシステムズのデータベースの性能を高める最先端のキャッシング手法と、現在望み得る最良のデータベース・テクノロジー開発者が利用することで得られる"キャシェット"の両方を思い起こさせることから選ばれた名前です。
Q1-3. インターシステムズの"エレベータスピーチ"を聞かせてください。
インターシステムズは、Webアプリケーションとクライアント/サーバー・アプリケーションの大手プロバイダーとして、世界中に400万人の方々に製品をご利用いただいています。インターシステムズのフラグシップ製品であるCachéは、3つの方法により、オブジェクト、SQL、多次元配列など、コンカレントなデータ・アクセスを提供するユニークな製品です。さらにCachéには、超スケーラブルなWebアプリケーションとクライアント/サーバー・アプリケーションの迅速な開発を可能にする画期的技術も備えています。
CachéがWeb開発に適している理由はなんですか。
競争の激しいeコマースの世界では、アプリケーションのスケーラビリティと迅速な開発が性能と同じくらい重要です。われわれが販売しているポスト・リレーショナル・データベースCachéは、精巧なeアプリケーションの迅速な開発を可能にする世界トップクラスのWeb技術と一体となった超スケーラブルな優れた高性能データベースを有しています。
Q1-5. CachéはWeb開発だけに対応しているのですか。
いいえ。Cachéのポスト・リレーショナル・データベースの性能とスケーラビリティは、クライアント/サーバー・アプリケーション、特に高速なトランザクション処理が必要とされるアプリケーションにとっても好適です。そしてCachéは、多岐にわたるアプリケーション開発ツールや開発技術にも対応できる非常にオープンなシステムであり、開発者は、それぞれ使い慣れた環境で作業し、瞬く間にアプリケーションを構築することができます。
ポスト・リレーショナル・テクノロジー
Q2-1. "ポスト・リレーショナル"データベースとはどういう意味でしょうか。
私たちは、データを単純化された2次元モデルに押し込む時代遅れのリレーショナル・データベースからCachéを区別するためにこの"ポスト・リレーショナル"という語を使っています。Cachéは、現実世界のデータを記述するのに適した多次元構造でデータを格納するとともに、本質的にアクセス速度がアップしています。Cachéには、1)SQL、2)オブジェクト・データベース・アクセス、3)データ配列への多次元アクセスという3つの方法でデータにアクセスすることができます。これらのアクセス方法はいずれも、まったくコンカレントに、同じデータに対して使用できます。多次元データ構造と複数のデータ・アクセス方法というこの2つの要素が、ポスト・リレーショナル・テクノロジーを決定付けるのです。
Q2-2. ポスト・リレーショナルのために、新しいデータ構造を設計しなければならないということですか。
いいえ。データはすべて効率的な多次元フォームでCachéデータベースに格納されますが、3つのデータ・アクセスにより、データを思い通りに、例えばテーブルとして、オブジェクトとして、多次元アレイとして、さまざまに思い描くことができます。Caché独自の"統合データ・アーキテクチャ"により、オブジェクトあるいはリレーショナル・テーブルとしていったん定義すれば、オブジェクト、リレーショナル・データ、多次元データいずれの形式でも、データにアクセスすることができます。これは、開発者が、レガシーなリレーショナル・データ形式から変換する場合に特に有用です。というのは、すでに定義済みのデータをCachéに移行するために再定義する必要がなくなるからです。
Q2-3. ポスト・リレーショナル・テクノロジーは従来のリレーショナル・テクノロジーにくらべてどの点が優れているのですか。
性能が優れていること自体が大きな長所です。実世界のデータはたいてい複雑ですが、旧来のリレーショナル・テクノロジーを用いた場合、開発者は、データを単純化された横列や縦列としてモデル化せざるを得ません。複雑さはアプリケーション・ロジックに持ち越され、そこで多くの「テーブル」を大量に行い、トランザクションごとに多くのジョイン操作を実行しなければなりません。この処理に要するオーバーヘッドは膨大であり、そのためにリレーショナル・アプリケーションが低速になります。
対照的に、Cachéの多次元データ構造は、実世界のデータを記述するのに適したはるかに豊かな環境を提供します。Cachéベースのアプリケーションは、ばらばらになったテーブルからデータを「組み立てなおす」必要はありません。処理に要するオーバーヘッドはすべて不要になり、そのためアプリケーションの実行速度は格段に向上し、Cachéをご利用いただいているユーザーからは、最大20倍にまで向上したとの評価をいただいています。
他のCachéの長所としては、超スケーラビリティと迅速なアプリケーション開発を挙げることができます。
Q2-4. "超スケーラビリティ"とは実際にはどれくらい優れているのですか。
2つ例を挙げましょう。オンラインブローカー会社のAmeritrade社では、バックオフィス・アプリケーションとしてCachéを使用し、同社での日常の処理の75%をCachéで行っています。しかしそのCachéアプリケーションが消費する部分は、同社のIT資源全体の約25%にしか過ぎません。世界中で3万人以上のクライアントを擁し、世界最大の統合クライアント/サーバーネットワークを運営するPartner's Healthcare社では、クリティカルなアプリケーションはすべてCachéを使用しています。
Q2-5. Cachéがそれほどスケーラブルなのはなぜですか。
性能とスケーラビリティは、明らかに切り離せないものです。Cachéはトランザクションの実行速度も速く、そのため処理できるトンランザクションも多く、より多くの同時使用ユーザーに対応できます。またCachéは従来のリレーショナル・データベースよりもコンパクトで、ディスクスペースを効率的に使用できます。そのため拡張の余地を広く取ることができます。
Q2-6. Cachéは、どのようにして迅速な開発が可能ですか。
オープン性が、Cachéの迅速な開発機能を支える重要な特徴です。開発者は、すでに理解しているツールを使い、使い慣れた環境で働くことができます。リレーショナル・システムに慣れている開発者であれば、テーブルとしてデータをモデル化し、組み込み式のSQLを使ってデータにアクセスすることができます。オブジェクト・モデリングを好む開発者はそれを実行できます。またCachéオブジェクトは、Java、ActiveX、C++オブジェクトとしてエクスポーズし、そうしたテクノロジーを使用するツールとともにに使うことができます。
さらに、Cachéの統合データ・アーキテクチャによりすべてのデータが自動的にテーブル、オブジェクト、いずれの形ででも利用することができます。例えば、DDLファイルは、Cachéにインポートでき、テーブルの定義は、瞬時にオブジェクトとして、Javaやその他オブジェクト指向テクノロジーといっしょに使用することができます。同様に、すべてのオブジェクトはSQLを通じてアクセス可能なテーブルとして自動的に使用することができます。これは、データ定義をエディットする場合や、アプリケーションの進展につれてデータを拡張する場合であっても同じです。
Q2-7. Cachéは"オブジェクト/リレーショナル"データベースとどのように異なるのですか。
いわゆる"オブジェクト/リレーショナル"データベースは基本的に"つぎ当て"のようなもので、それを使うことで、開発者は古いリレーショナル・データベースにアクセスする一方で、オブジェクト・プログラミング手法を使用することができます。このデータベースは、リレーショナル・テーブルの各横列、縦列にオブジェクト"ラッパー"を提供することによって動作します。その結果、ユーザーとデータの間にさらに別の処理層が追加されることになります。そのため、オブジェクト/リレーショナル・システムの性能が障害になることがあります。しかも、オブジェクト/リレーショナル・データベースのほとんどは、完全なオブジェクト・モデルを実行しないため、せっかくのオブジェクト/リレーショナル・データベースを活かしきれていないのが現状です。
それに対しCachéには、本格的なオブジェクト・モデルが組み込まれており、Rational Roseといった市販のモデリング・ツールとのいっしょに使用することが可能です。さらに、3つあるCachéのすべてのデータ・アクセス・モード(オブジェクト、SQL、多次元アクセス)は、Cachéデータと直接動作します。性能低下の原因となる余分な処理層はありません。
Q2-8. Cachéは、どのような点で"純粋な"オブジェクトDBMSより優れていますか。
Cachéは、典型的なオブジェクト指向DBMS製品に従来欠けていたものを提供しています。たとえば、クリティカルな性能、スケーラビリティ、信頼性、生産性といった、商用級の、あるいは企業クラスのトランザクション・システムを構築するのに不可欠な要素です。オブジェクト指向DBMSシステムは当初関心を集めたものの、市場での成功は長続きせず、これは明らかに、オブジェクト指向DBMSシステムに相当な技術上の弱点があったことを意味します。
Caché Webテクノロジー
Q3-1. Web開発に最適化したポスト・リレーショナル・データベースがなぜ必要なのですか。
Web上で仕事をするという新しい要求が生まれ、アプリケーション開発の様相は一変しました。突如として、スケーラビリティという言葉が、少数のユーザーだけでなく何百万というユーザーにとり優れた性能を表す言葉になりました。先進のWebユーザーのつねに変化する期待に十分対応できる速さでアプリケーションを作成、改良していく必要があります。Cachéに代表されるポスト・リレーショナル・データベースは、eアプリケーションのこの特殊なニーズに応えるために設計されています。
Q3-2. CachéはWeb開発にどのように最適化されていますか。
高性能で超スケーラブルであることが、Cachéをeアプリケーション開発の魅力的な選択肢としていることは確かです。しかし、Cachéの素晴らしさはそれだけにとどまりません。CachéにはWebアクセスが組み込まれており、高速なWebサーバーAPIを使うことにより、ブラウザはCachéデータ・サーバー上で動作するアプリケーションと接続されます。さらに、Cachéは、セッション・マネージメントを簡素化し、使い慣れたWebページ作成ツールを開発環境として使えるようにすることで、迅速なWeb開発を促します。
Q3-3. この"組み込み式Webアクセス"についてもう少し教えて下さい。
Cachéは、サーバー・ページという概念を使用しています。すなわち、ブラウザからの要求があり次第ただちにページが作成され、データで満たされるということです。しかし、他のWebアーキテクチャとは異なり、Caché Server Pagesは、使用しているデータの近くにあるCachéデータ・サーバー上で実行します。Caché Server Pagesは、高速なプロセス内通信を通じてデータベースと対話するため、よりよい性能が確保されます。また、Webサーバーが大量の資源集約的処理から解放されるため、スケーラビリティも改善します。さらにアプリケーション・コードがすべてデータ・サーバーに揃っているため、Cachéベースのeアプリケーションは簡単に改良、維持することができます。
Q3-4. Caché Server Pagesの作成は難しいのでしょうか。
Caché Server Pagesは、標準的なHTMLやXMLから構成されています。そのため、市販のWebページ作成ツールやお気に入りのテキスト・エディタを使って簡単に作成、変更することができます。機能は、Caché Application Tag(CATs)やHyper-Events™を組み込むことで追加できます。
Cachéは、HTMLタグと同じように使えます。ただし、テキストをフォーマットするのではなく、Cachéデータ・サーバー上、あるいはブラウザ上で機能を実行する点がHTMLタグと異なります。Caché Application Tagは拡張性があるため、開発者は、自分のアプリケーションに個々のニーズにかなう独自のページを作成することができます。
Hyper-Events™では、ブラウザの各種イベント(マウスの動き、フィールド値の変更など)を使って、ページが提出されるのを待つことなく、データベースを動作させることができるため、eアプリケーションの応答性が高まります。
Q3-5. セッション・マネージメントはどうですか。
Cachéは、システム・レベルのコード全体をCaché Session Objectに封じ込めることにより、セッション・マネージメントの単調な作業からユーザーを解放します。セッション・マネージメント・オブジェクトは、HTTPだけでなく、セキュアなトランザクションに用いるHTTPSとも動作します。
Q3-6. 性能とスケーラビリティ以外に、Caché Server Pagesにはどのような利点がありますか。
迅速なeアプリケーション開発は大きな長所です。セッション管理は簡素化されました。コードはすべて1つの場所にあり、開発者は使い慣れたツールで作業を行うことができます。それどころか、WebデザイナーはいちいちCaché Application Tag(CATs)の仕組みを知らなくてもタグを使うことができます。それにより共同開発が可能になり、アプリケーションによって必要になるCATsを作成したり、別の開発者がその同じCATsを使って精巧なWebアプリケーションを構築することができるでしょう。トランザクション処理とWebデザイン両方を専門とする"スーパー開発者"を見つける必要はもうありません。
Q3-7. CachéはJavaといっしょに動作しますか。
はい。Cachéは、カプセル化、多相性、多重継承、コレクション、BLOBなど完全なオブジェクト・モデルをサポートします。そしてCachéオブジェクトはすべて、Web環境でJavaオブジェクトとしてエクスポーズされます。
Q3-8. Cachéがeアプリケーションに適している理由は他にもありますか。
Cachéがすべてのトランザクション処理アプリケーションに適しているということが、まさにその理由です。Caché Web機能はすべて、高速かつスケーラブルなCachéポスト・リレーショナル・データベースによって支援されています。
Cachéを購入するのはどのようなユーザーで、その理由は?
Q4-1. なぜCachéを購入するのか。
私たちは、Cachéが、高性能なWebベースのトランザクション処理アプリケーションを構築配備する新しい戦略的プラットフォームであると考えています。これまでの経験では、新しい顧客は大きく分けて、リレーショナル・データベースで性能の壁に突き当たっている開発者と、新しいWebアプリケーション開発者のどちらかに分類できます。
Q4-2. 企業は、現在持っているリレーショナル・データベースからCachéに本当に乗り換えていますか。
はい。企業にはCachéの性能が必要だからです。そしてCachéなら移行プロセスがきわめて簡単です。多くの場合、企業はCachéのSQLデータ・アクセスを使用することにより、既存のコードをほとんどそのまま使うことができます。得てして反応の鈍い既存のリレーショナル・システムに電光石火の速度を追加できることは、多くの企業にとって大きな魅力となります。
リレーショナル・システムのユーザーの多くは、性能面で"壁に突き当たった"経験があります。(この"壁に突き当たった"システムはいまや、必要なことさえ行うことができません。)おそらくまだまだ多くの人々が壁の間際にきており、いつ突き当たってもおかしくない状況です。Webのとてつもなく高い性能要求により、壁はかつてなく身近に迫っているのです。
開発者は、アプリケーションを書き直さずシステムの性能を引き上げる手取り速い方法を捜しています。また、複雑なマネジメントシステムなど、開発者が不満に思っていることは少なくありません。しかし、性能が低いということが、新しいものを求める原動力になります。Cachéを購入して下さったユーザーのほとんどは、Oracle、Sybase、Informix、SQLサーバーなどのリレーショナル・データベースを使用していた企業です。
Q4-3. 私は、現在使用しているリレーショナル・データベースで壁に突き当たっています。インターシステムズのテクノロジーを利用することはできますか。
Cachéには、アプリケーション・コードをそのまま使用できる機能が備わっており、SQLアクセスを使ってリレーショナル・データベースをCachéに置き換えることができるため、きわめて高い性能とスケーラビリティを即座に実感していただけます。その後で、SQLやオブジェクト・テクノロジーなどの、最新でリッチなテクノロジーにより、新たにアプリケーションを構築することもできます。したがって、変換が最初のステップとなります。そうすれば、オブジェクト・テクノロジーやWebといった新しいテクノロジーを使って、アプリケーションをより容易に書くことための準備が整います。
Q4-4. 新しいアプリケーションを記述するとき、Cachéで何が最も高く評価されますか。
アプリケーション性能と開発の生産性の問題が最も重要です。オブジェクト・テクノロジーの使用は特に重要で、その部分で、データのリッチさ、プログラマーの生産性、スピーディーな製品化など、人々が求めるニーズへの対応に急速な進歩が見られます。
ただ、オブジェクト・テクノロジーは欲しいが、いわゆる"純粋な"オブジェクト・データベースはいらない場合もあります。開発するアプリケーションは新しいとしても、既存のリレーショナル・データベースにアクセスしなければならない場合が多いものです。ここでこそ、Cachéが威力が発揮されます。Cachéならビジネス・ロジックを使って複数のDBMSシステムにアクセスすることができます。しかも、その統合データ・アーキテクチャにより、リレーショナル・データベースとオブジェクト・データ構造の間でのマッピングが必要ありません。
Q4-5. 新しいアプリケーションを作成する人にとって、Cachéの何が魅力的ですか。
新しいeアプリケーションを作成することで多くのチャンスが訪れます。しかし少なくとも、それと同数のあらたな課題も生じるでしょう。例えばスケーラビリティは深刻な問題として浮上するでしょう。従来のクライアント/サーバー配備では、トランザクション負荷は、ネットワークに物理的に接続しているクライアントの数によって基本的に制限されます。それに対しWebではユーザーの数にもともと制限がないため、大量のトランザクションが急激に集中し制御不能に陥ることが珍しくありません。また、スピーディーな開発と製品化までの時間は、Webベースのアプリケーションにとって決定的に重要です。Cachéは、とくにeアプリケーションのニーズを満たすよう設計されています。
Q4-6. Cachéデータベースの最も魅力的な特徴は何ですか?
Cachéには重要な機能が多様に揃っていますが、新しいお客さまが特に優れた点として挙げられるのは、性能、製品化までの時間、徹底的な維持費削減効果、スケーラビリティ、連続運転性、すぐれた開発環境などです。インターシステムズはお客さまを真のパートナーとして、世界トップクラスのサポートを提供しています。
Q4-7. Cachéの購入を決心させる決定的な性能問題とはどのような問題ですか。
多くの方にとって、Caché購入に至った最大の要因は、現在使用しているSQLベースのアプリケーションの性能に問題があった点です。SQLベースのアプリケーションは必要な性能にほど遠いというのが現状です。大企業は何百、何千ものユーザーにスケールアップする場合、その性能不足に大きな不満を持っています。ユーザー数が少ない企業であっても、合理的に期待される性能を実現するには大量のハードウェアが必要なります。アプリケーションを開発するVARは、これら両極端の企業の状況を、市場を制約する重大問題と捉えています。大小さまざまなお客様の幅広い市場に収益性のあるサービスを提供するには、これらが重大な妨げになるからです。
Q4-8. 製品化までの時間がデータベースの問題となるという認識はあまりないのですが、この解決を求める顧客がCachéに走る要因は何ですか。
確かに、製品化までの時間は、開発者の生産性に関わる派生的要素です。しかし、Webアプリケーションの必要性が爆発的に高まるにつれ、製品化までの時間がIS組織にとって決定的に重要な焦点的テーマとなりつつあります。ごく単純なWebアプリケーションなら素早く実装できますが、複雑なアプリケーションになるとはるかに難しくなり、製品化までの時間も大幅に延長されることが経験上明らかです。Cachéの迅速な開発能力とリッチなデータ構造が結びつけば、開発時間の大幅な改善がしばしば可能になります。アプリケーション・データが複雑になればなるほどCachéによる生産性向上が期待できます。
市場投入までの時間の画期的な短縮は、エンドユーザーにとって重要であると同時に、アプリケーション開発に当たるVARにとっても決定的な意味を持っています。
Q4-9. 顧客は新しい戦略的データベース技術の選択にどのように取り組みますか。
私たちは開発者自身が選択プロセスの中で大きな役割を果たすと考えています。 古いデータベース技術によって生じる問題と、最新テクノロジー、特にオブジェクト・テクノロジーの目覚ましい進歩は、日々、開発者に直接インパクトを与えています。そのため開発者は自分たちがどのようなデータベースを使用すべきかについて、きわめて強い関心と敏い感覚を持っています。
たしかに、経営者は開発者の好みについて裁可を下す立場にあります。しかし、スタッフが反対する技術を選ぶ経営者は少ないでしょう。そのため、他のデータベース会社が経営トップに売り込み、製品を下の開発者に押し付けることに精力を注いできたのに対し、私たちは、早い段階で開発者自身との接触を求めてきました。Cachéを手に取ってもらい、そのパワーと性能を体験してもらえれば、きっと手放したくないと感じるに違いないと私たちは考えています。「自身で体験派」の開発者なら、スピーディーな開発、データ・モデルのリッチさ、そして他に類を見ないCachéの性能とスケーラビリティの虜になるでしょう。
Q4-10. なぜ、インターシステムズはそれほどスケーラビリティを強調するのですか。
ほとんどのシステムは、いったんインストールすれば当初の予想をはるかにこえて肥大する傾向があるため、エンドユーザーにとってスケーラビリティは重大な関心事です。Webアプリケーションの到来により、システム拡大の可能性は劇的に高まっています。
VAR開発者にとって、スケーラビリティは彼らのビジネスを左右する重大な要素となります。開発者にとって、商業的な成功をねらいどおり収めるには、自分たちのアプリケーションが小さなユーザー環境で簡単に配備でき、きわめて大きな顧客サイトでも高性能を発揮することが必要です。データベース・システムのスケーラビリティ次第で、VAR市場の規模が決まります。
Q4-11. コスト低減の約束をどうやって果たすのですか。
インターシステムズは、ハードウェア・コスト、人件費において大幅な節約を可能にします。Cachéユーザーからは一様に、サーバー・サイズ、必要なサーバー数、必要なディスク記憶においてコンピューティング・ハードウェア・コストの大幅な低減をご報告いただいています。他のシステムにくらべて開発生産性がはるかに大きいため、アプリケーション開発に要するコストと時間を劇的に短縮します。また、多くのシステムでの隠れた、しかしきわめて高額なシステム管理コストを大幅に引き下げます。
Q4-12. 連続運転の長所とはどういう意味ですか。
Cachéは、従来のリレーショナル・データベース技術にとっては大きな壁であった24時間連続運転というきわめて高い要求においても、他を圧倒しています。Cachéの長所の1つは、完全動作中のシステムに対してシステム管理を実行できる、他に類を見ない能力です。連続運転しているオンライン生産システムで用いられるデータベースとアプリケーション・サーバーもその例外ではありません。
具体的にどうすればいいですか。
Q5-1. Cachéを使い始める前にどれくらいの学習が必要ですか。
Cachéの利点にユーザーが気づくのに時間はかかりません。SQL、Visual Basic、Delphi、その他すでによくご存知のテクノロジーを使うのと同じくらい操作が簡単です。もちろんほとんどの開発者はそれからオブジェクト・テクノロジーに進んでいくわけですが、時間が許す限り自分にあったペースで、オブジェクトの利点を徐々に理解していくことができます。
Q5-2. どうすれば、Cachéをスタートできますか。
開発者のみなさんから、他の最先端技術にくらべてCaché学習速度がはるかに速いとの感想をいただいています。インターシステムズは、プログラマーに対する完全なトレーニングを提供するとともに、業界トップのサポート・サービスを提供しています。Cachéでは、SQL、Visual Basic、C++、Javaといった標準的なレガシーテクノロジーをともに使うことができるため、既存テクノロジーや経験の多くを生かすことができます。Cachéはリッチなデータ構造に対応した再使用可能コードをしていますが、コードは簡単に学習できます。またCachéのオブジェクト・アクセスにより、学習したそのコードをモジュラー式に迅速かつ簡単に展開することができます。
多くのユーザーは、既存のリレーショナル・データベースを交換しCachéに取り替えるだけですむ点を便利だと感じています。それによりCachéの優れた性能とスケーラビリティをすぐさま実感していただけます。一般的なもう一つの始動方法は、高性能でスケーラブルなWebアプリケーションを展開し、既存のレガシー・アプリケーションとデータを補うという方法です。いずれの方法でもCachéの利点はたちどころに実感できることでしょう。
Q5-3. CachéでGUIアプリケーションを開発するためにどの程度の知識が必要ですか。
おそらくすでに必要な知識はすでに持っておられ、すぐにでもGUIとWebアプリケーションを書き始めることができると思います。Cachéは、ほとんどの開発環境で動作できるようになっています。Visual BasicやDelphiのようなGUI開発ツールを使い慣れている方であれば、すぐにCachéベースのアプリケーション作成に取りかかることができます。
Q5-4. サードパーティ・ツールはどのように使うことができますか。
Cachéデータ構造は、ODBCまたはCOMインターフェースを使用しているどんなツールとでも互換性があります。(Visual Basicは、COMインターフェースを使用するツールの例です。)Cachéオブジェクトはその他にも、Caché Object Serverを通じて、ActiveX、JavaとC++とも互換性があります。
Q5-5. レガシー・データはどのように扱えばいいのですか?
レガシー・リレーショナル・データは、Caché SQLを使ってアクセスすることができます。その他のレガシー・システムについては、レガシー・データをCachéオブジェクト、あるいは多次元データ構造に移行してもよいと思われます。
Q5-6. Cachéを使って新しいアプリケーションを書き込むにはどうすればいいでしょうか。
最近では、新しいアプリケーションはほとんどすべて、オブジェクト・テクノロジーを使って作成されます。開発プロセスは通常、次のような反復サイクルを繰り返します。
- A) オブジェクト・クラスをデザインする
- B) ビジネス・ロジックを具体化した方法のコード化などのオブジェクト・クラスを作成する
- C) ユーザー・インターフェース(Webインターフェースの場合もあります)を作成する
- D) 必要に応じてサイクルを繰り返し、アプリケーションを洗練する
多くの開発者は、鉛筆と紙を使ってオブジェクト・クラスを考案します。より構造化されたアプローチを好む開発者の場合、ポピュラーなオブジェクト・モデリング・ツールであるRational Roseとの双方向リンクがご利用できます。
Cachéオブジェクト・クラスは、Caché Object Architectを使って作成されます。Cachéは、このアーキテクトのGUIインターフェースを使ってクラスを作成するだけでなく、Roseからの入力、DDLファイル(レガシー・リレーショナル・テーブルに対応するクラスを作成するためのファイル)、CDLファイルを受け入れることができます(CDLとは、Cachéクラスのテキスト記述であるCaché Description Languageの略語です)。Cachéの各クラスにある方法は、強力なスクリプト言語であるCaché ObjectScriptを使ってコード化されています。
Caché ObjectScriptの核となるコマンドセットは約15個ですが、学習がきわめて容易であり、組み込み式SQL、組み込み式HTMLの両方をサポートしています。
CachéのObject ServerではCachéオブジェクトがActiveX、Java、C++などをサポートするツールを使用できるため、開発者は気に入った環境で、ユーザー・インターフェースをつくることができます。Caché Server Pageは、市販のWebページ作成ツールで作ることができるため、eアプリケーションを素早く開発することができます。
Q5-7. Cachéはどんなプラットフォームで動作するのですか。
Cachéは、Windows、Windows NT、ほとんどの一般的なUNIXシステム、OpenVMS、LINUXなど、広く普及済みのトランザクション・システムのプラットフォームで動作します。
Q5-8. データベースの選択には重大な決断が要ります。
はい。インターシステムズの次のWebサイトから無料でシングル・ユーザー・ライセンスをダウンロードすることができます:http://www.intersystems.com/

