インターシステムズ・グローバルサミット 2011
イノベータ・アワード

インターシステムズ・イノベータ・アワードは、インターシステムズ社の技術を、新しい方法で応用し、ユニークなアプリケーションと統合ソリューションを開発し、市場投入した開発者に贈呈されます。
選ばれた開発チームには賞金が贈られ、その革新的ソリューションは、Webサイトや出版媒体で紹介されます。
応募いただいた全ての企業・団体に感謝します。
業界アナリストの委員会により、本年の受賞者は以下のとおり決定致しました。
- 1位:OPTALERT
「OPTARLERT 疲労リスクプロファイラ」 - 2位:クレディスイス
「AGORA-グローバル株式取引注文管理プラットフォーム」 - 3位:マターヘルス
「マター電子医療記録(EHR)プラットフォーム」 - スチューデント・イノベータ・アワード:
Westsächsische Hochschule Zwickau (WHZ), University of Applied Sciences
「CommIT Health」
イノベータ・アワード 第1位

組織: OPTALERT
国: オーストラリア
ソリューション: OPTALERT 疲労リスクプロファイラ
<審査講評>
Optalert 疲労リスク管理プロファイラは、SAASソリューションで、運送や産業事故の1番の原因を排除するよう、オペレータに確実に警告するものです。疲労リスクプロファイラは、インターシステムズ社の多くの技術とリアルタイムの生体情報を活用し、高まる世界の要望に応えています。
疲労したドライバは、酒気帯びではありません。しかし、研究によると、例えば、17時間睡眠のなく運転を続けると、血液中のアルコール濃度(BAC)が0.05である場合運転能力と同じとなります。36時間覚醒していると、BAC 0.1 と同じ影響があるといいます。OPTALERT警告監視システムは、ドライバの瞼の動きを毎秒500回測定します。測定のためにドライバは、POTALERTメガネ(安全で、目に見えないほどの小さな光送受信装置がフレームに埋め込まれている)を装着します。この測定値は、0 ~10のスコアに変換され、ドライバは、車内にあるOPTALERTダッシュボード表示番で、確認することができます。
OPTALERT 疲労リスクプロファイラによって、このスコアと、低・中・高、または高リスクという分類が、モバイルインターネットを通して伝送され、オンラインで表示されます。疲労リスクプロファイラは、解りやすいグラフィックユーザインターフェースで、管理者と制御ルームのオペレータは直感的に、多くのドライバのリスクプロファイルを同時に確認、追跡、監視が可能です。
OPTALERT 疲労リスクプロファイラは、InterSystems Cachéを伝って開発され、社内レポート、傾向分析、改善指示機会などに使用される膨大なデータを蓄積しています。ビジネスロジックとプロセスは、Caché ObjectScript で記述されています。ユーザインターフェースは、InterSystems ZENを使って開発し、ZENのSVG機能を使って、特別なグラフィックコンポーネントを開発しました。また、Webサービスを可能にするCachéのメソッドで、ビークルメトリックへのデータインターフェースを作成しています。
インターシステムズ社の先進ソフトウェア技術を革新的に使用した結果、OPTALERTは、機器の販売という従来のビジネスモデルを SAASモデルへ変貌させ、その年会費がOPALERT社の売上に加わります。さらに重要なことは、OPTALERTが、協力する人々と企業に、独立した科学的有用な技術を提供し、業務上の疲労を監視、測定、管理できる能力を与えたことで、これにより、生産性を高め、リスクを軽減し、生命を救っているのです。
イノベータ・アワード 第2位
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組織: クレディスイス
国: 米国
ソリューション: AGORA-次世代グローバル株式取引注文管理プラットフォーム
<審査講評>
グローバル金融市場のトレーダは、最新の情報と即座の実行を求めます。クレディスイス社の「AGORA」マーケットプレースは、膨大な株式取引量(世界3位)を処理するため、InterSystems Cachéを新しい方法で使用し、さらに将来に向けたさらに膨大な取引量にも対応できるように備えています。「高頻度」「アルゴリズムに基づく」取引が、市場の大半を占めるようになると、金融取引の特性は一変しました。例えば、米国の1日の平均取引量は、近年劇的に増加し、2003年の30億株/日から2009年には、100億株となっています。
AGROAは、グローバル株式市場で、増大する高スループット、遅延のない電子取引への要求に応えるよう開発されました。250以上のグローバルアプリケーションと数千ユーザが、注文管理、注文ルーティングでAGORAを使用し、AGORAは、取引促進、予約、ポジション管理、取引報告、接続性交換などを行っています。
AGORAの開発では、クレディスイスは、Cachéを インメモリデータベースおよび分散キャッシュとして使用するという革新的な手法をとっています。Cachéの 軽い C++バインディングは、高速インメモリアクセスを可能にし、1秒間に2万5千トランザクションの挿入/更新を可能にしている。高可用性とデータの永続性は重要な目標で、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで、耐障害性の高い配備を実現している。
さらに、Caché が提供するダイナミック分散データキャッシングEnterprise Cache Protocol (ECP)と、SQLを使って、ARORAは、分散キャッシングとデータアクセスレイヤ抽象化を行い、取引プラットフォーム上にある250以上のアプリケーションの変更を最少にしています。
クレディスイスは、AGRORAの顕著な利点として以下のものを上げています。
- スループットと処理能力が10倍に増加
- 取引遅延と取引当りのコスト削減
- データセンタ面積とそれに係る費用を50% 削減
- アプリケーションの取引データ管理が大幅に改善され、インフラを単純化
クレディスイスのAGORAは、インターシステムズの先進技術と革新的な手法で、次世代の高性能グローバルトレーディングプラットフォームを開発しました。
イノベータ・アワード 第3位

組織: マターヘルスサービス
国: オーストラリア
ソリューション: マター電子医療記録プラットフォーム
<審査講評>
過去には、病院やIDNは、診療や患者情報ソフトウェアを購入する際には、「ベスト・オブ・ブリード」の考え方を持っていました。この方法は、電子医療記録への要望が上がる以前であれば、よく機能ました。そして、多様な技術によって構築された異なる専門システムに存在する情報を、一覧表示するという課題に直面します。マスターヘルスサービス社は、オーストラリアクイーンズランド州のブリスベン南部の郊外に7つの病院をもつ組織で、I InterSystems Cachéと InterSystems Ensembleを使って「HERプラットフォーム」を構築することで、この課題を解決しました。
マターEHRプラットフォームは、マターヘルスサービスにおけるEHR導入基盤となるもので、以下のコンポーネントがあります。
- クリニカルデータリポジトリ: マスターヘルスサービスの「ベスト・オブ・ブリード」環境に分散した情報システムの複数の異なるサイロから診療と管理データのデータリポジトリを提供
- インテグレーションサービスとカスタムルーティングエンジン: ベスト・オブ・ブリード情報システムとインターフェースハブ間のHL7メッセージを提供
- ID照合ソリューション: エンタープライズ内での患者のマスターインデックス(PMI)により患者を一意に特定(患者治療で不可欠)
EHRプラットフォームを使用して、マスターヘルスサービスは、多くのシステムを開発し稼働させる予定です。システムには、IP HealthのVerdi (Virtual Electronic Record Date Integrator)をユーザインターフェースとして使用する診療ポータル、病理診断と放射線オーダ電子的化システム、結果確認ソリューションのほか、その他多くのシステムがあります。Ensembleの柔軟な開発環境により、ユーザのフィードバックによって機能の改善や新機能を開発しています。
マターEHRプラットフォームは、HE7、アダプタ、Webサービス、ワークフローポータル、Zenレポート、ID管理技術など、Cachéと Ensembleの幅広い機能と能力を活用しています。
高速で信頼性が高い完全な電子医療システムは、今日の医療組織にとっては、中枢神経です。マターヘルスサービスは、Cachéでこうしたシステムを構築しました。さらに、Ensembleは、実に多くのアプリケーションとマターEHRシステムを統合するといった重要な役割を果たし、年間50万人の患者に効率的で高品質の診療を提供しています。
スチューデント・イノベータ・アワード 受賞者
チーム: Markus Lamprecht, Thomas Nitzsche, Alexander Apel, and advisor Dr. Anke Häber
大学: Westsächsische Hochschule Zwickau (WHZ), University of Applied Sciences
国: ドイツ
ソリューション: CommIT Healtch
<審査講評>
医療ITでは、膨大なデータが存在します。しかし、データは孤立し、必要な時、必要な場所でアクセスできないこともしばしばあります。その結果、データ検索に多くの時間とお金を費やし、重要な診療が二の次になっています。応用化科学大学Westsächsische Hochschule Zwickau (WHZ)における「eHealth(CommIT Health) のための通信インフラ」というプロジェクトは、この課題に挑みました。
InterSystems Ensemble とInterSystems Caché を使用して、CommIT Healthは、モジューラ構造を採用し、多くのタスクを処理します。そのタスクには、IDカードを使って異なるシステムの医療記録を素早く検索する、異なる病院、診療所のデータを統合する、同じデータを何度も入力することをなくす、ITを使った老人介護の計画を立てるなどが、含まれます。
CommonIT Healthは、また、Caché Server Pages、Zenレポート、ダッシュボードなどを活用して、分かりやすくアクションが起こせる形に情報を取り出して表示します。さらに CommonIT Healthは、異なるシステム接続にアダプタを、先進ビジネスプロセス支援にBPEL、SAPとの接続に Webサービスなども使用しています。
世界の医療IT専門家は、CommIT Healthから学ぶことが多くあります。
arkus Lamprecht, Thomas Nitzsche, Alexander Apel and advisor Prof. Dr. Anke Häber は、大いに称賛されるべきです。

