シーダーズ・サイナイ・メディカルセンター、Ensembleを医療ITプラットフォームに使用し、画期的な「単一システム環境」を構築

Cedars-Sinai

ロサンゼルスに拠点を置くシーダーズ・サイナイ・メディカルセンターは、米国で最大の非営利学術研究センターの1つです。ほとんどすべての医療分野で合計約2,000人の医師がシーダーズ・サイナイメディカルセンターの患者に対応しています。同医療センターは、高度な技術を使用し、高品質の医療を提供する有数の医療機関として定評があり、U.S.ニューズ&ワールド・レポート誌の2010年「米国優良病院」ガイドで上位にランクされています。

同メディカルセンターは、これまで使用してきたシービヨンド社のeGateインターフェースエンジンから、より高機能で信頼性の高いソフトウェアに切り替えることを決定しました。必要な製品は、同メディカルセンターの医療ITプラットフォームに「単一システム環境」を構築するという構想を支援できるものでした。この医療ITプラットフォームは、17の電子診療記録(EMR)を含め、長い間に412もの医療アプリケーションを擁するまでに巨大化していました。この構想には、これらのEMRをエピック・システム社が提供する単一のEMRに置き換え、内部および外部のアプリケーションをそれに統合して、シームレスな運用環境を実現する計画も含まれていました。このConnected Healthcare(接続・連携された医療)という構想を実現するために、シーダーズ・サイナイ医療センターには、次の機能を持った高度な統合プラットフォームが必要でした。

「インターフェース技術は変化しています。インターフェース技術は、アプリケーション間のデータの移動だけではなく、成果や情報の効果的な使用と共有にもっと関わるようになっています。Ensembleがもたらす堅牢な情報管理は、やりとりしている情報と同じぐらい重要なのです」

シーダー・シナイ医療センター
CIO
ダレン・ドーキン氏

  • HL7以外の規格に対するサポート
  • 病院外部の医師や公的医療組織から内部リソースへの接続
  • 医療機器などのデータソースからのデータの抽出と統合
  • メッセージ以外の文書や用語の変換
  • データ管理処理の一元化
  • 患者の包括的な把握を目指したデータの集約
  • 場所に関係なく、適切な時点で適切な情報の提供

有数ないくつかの統合製品の評価を経て、シーダーズ・サイナイ医療センターは、高速な統合開発プラットフォームであるInterSystems Ensemble®をeGateの後継として選択しました。シーダーズ・サイナイ・メディカルセンターのCIOを務めるダレン・ドーキン氏は次のように語っています。「インターフェース技術は変化しています。インターフェース技術は、アプリケーション間のデータの移動だけではなく、成果や情報の効果的な使用と共有にもっと関わるようになっています。Ensembleがもたらす堅牢な情報管理は、やりとりしている情報と同じぐらい重要なのです」

インターフェースを超えた統合

Ensembleを導入する前のシーダーズ・サイナイ・メディカルセンターでは、500近くのeGateインターフェース(リアルタイムおよびバッチ)がすべてのシステム間で使用されていました。EpicCareの展開を遅らせることなく、また病院のワークフローに影響を与えることなく、eGateインターフェースを短期間で置き換えることができる点で、Ensembleの迅速な開発環境がきわめて重要でした。ドーキン氏は次のように述べています。「私たちがやろうとしていたことは、飛行中の旅客機のエンジンを交換するようなものでした。このメディカルセンターのインターフェースは、センターの業務にとって、それほど重要なのです」シーダーズ・サイナイ・メディカルセンターのインターフェースはすべてEnsemble上で実行されるようになり、1日に平均600万のHL7メッセージと、X12やカスタム形式などのHL7以外のメッセージが処理されています。

Cedars-Sinai uses Ensemble

組織が前進するにつれ、Ensembleは画期的な統合作業の基礎となります。ドーキン氏は次のように語っています。「私たちの活動は、ユーザに影響を与える変換や使用を行わずに、A地点でデータを拾い上げてB地点にそれを安全に提供するだけにとどまっていません。実際には、データを保存し、それを変換して解釈したうえで、それに基づいて新しい情報を作成しています」Ensembleに組み込まれているInterSystems Caché®データベースとそのメッセージ自動保存機能は、シーダーズ・サイナイ医療センターの医療と業務のパフォーマンス向上を支援する充実した情報環境の基礎となっています。

境界を越えた統合

主要な利点
  • Connected Healthcare(接続・連携された医療)を実現するプラットフォーム
  • 堅牢な情報管理
  • 医療情報の交換

組織の境界や地理的な境界を越えた医療情報共有の重要性が増すにつれ、HL7以外の規格およびプロファイルへの対応も必要になってきました。ドーキン氏は説明します。「HL7が、医療ITで重要な唯一の規格というわけではありません。HL7と同様に、WebサービスのSOAP、X12、CCD、IHE、HITSPなどの規格やプロファイルが重要になってきています」

Ensembleは、これらの規格をはじめとしてさまざまな規格に対応しており、1つの製品と1つのグラフィカルユーザインターフェースで最大限の範囲の統合タスクに対処することを可能にします。「統合プラットフォーム内でできる限り多くの作業が可能なので、Ensembleでは移動の工数を少なくして、管理しやすく、信頼性が高いシステムを実現できます」とドーキン氏は述べています。