Cachéを使ったマイシスヘルスケアシステム社のMisys Laboratory™ 2つの権威ある大容量アプリケーションで、期待に応え、確たる評判を得る 〜 デンマークの困難で大量の検体検査 〜

主な利点

  • パフォーマンス
  • 拡張性
  • データアクセス

全ての医療ITは高い信頼性が必要ですが、検査情報システムは磐石である必要があります。最も堅牢なアプリケーションだけが、24時間365日の情報要求に対応でき、そのことによって、生命に係わる重要性を担うことが証明されます。

この事実を徹底的に試された例は、デンマークの2つの主要医療組織以外にありません。コペンハーゲン県立病院グループと、スタテン・セーラム研究所では、新たな検査情報システムを必要としていました。この2つは全く異なる組織ではありますが、主な要求事項は同じでした。つまり、確たる信頼性を併せ持つ非常に大容量であるということです。

この2つのアプリケーションの核となっているのが、インターシステムズのポストリレーショナルデータベースであり、医療分野においては世界のリーディングデータベースCachéでした。「ポストリレーショナル」とは、Cachéを行と列の単純な2次元モデルにデータを格納するリレーショナルデータベースと区別するために使われている言葉です。

Cachéは、2次元モデルではなく、データを多次元構造に格納するので、複雑な検査データを管理するのに最適です。その結果、迅速にデータへアクセスすることが可能です。このことは、システムが24時間、非常に効率良く稼動するということを意味します。許容できるパフォーマンスを出すということが、前世代のリレーショナルテクノロジにとっての重要な課題であるとも、言うこともできます。

コペンハーゲン県立病院グループは、グロストラップ、ハーレフ と ゲントフテの3つの病院から構成され、デンマークの首都圏周辺に住む人々へ総合医療を提供しています。それぞれの病院は約1,000床規模で、検査機関は共同で1年に約300万件の検査(または検査リクエスト)を行っています。

「私たちは、本当に磐石で堅牢なシステムを探していました。」と、臨床生物学教授であるステーン・ガメルトフ氏は病院グループがインターシステムズのパートナである、マイシスヘルスケアシステム(旧サンクエストインフォメーションシステム)の製品であるMisys Laboratory™(マイシスラボラトリ)を採用した理由について説明します。

病院グループの近くには、デンマーク感染症と先天性異常の予防・制御のためのデンマーク国立センター、スタテン・セーラム研究所(SSI)があります。もし、検査情報システム(LIS)の性能を試すとしたら、この研究所こそが最適でした。1日に約6,000〜10,000件のほどのリクエストがSSIの14の分析研究所へ持ち込まれています。

1日に約6,000〜10,000件のリクエストがSSIの14の分析研究所へ持ち込まれています。

- スタテン・セーラム研究所
分析ディレクタ
ヴィベケ・ロスダール氏

コペンハーゲン県立病院グループのように、SSIも、分析博士であるヴィベケ・ロスダール博士が言うところの「評判の高い」新しい検査情報システム(LIS)を必要としていました。SSIもMisys Laboratory.を採用することを決定しました。

Misys Laboratoryは、要求エントリから最終の累積レポートを生成するまで、標本データを管理する包括的な高速LISです。モジュラ・システムとして、カスタマイズ可能なソリューションを提供するなど柔軟性も備えています。全てのクリティカルなパラメータやフォーマットはユーザ自身で決定することができます。

コペンハーゲン県立病院は、欧州で初めてCachéを使って開発されたマイシスヘルスケアシステムの製品を導入した病院です。「機能と技術面の両方に関し、弊社の製品の性能を維持し続けるというコミットメントの一環として、Cachéへ移行しました。」と、マイシスのヨーロッパ地区担当ディレクタであるロバート・ティサル=ブレイ氏は語ります。

3つのシステムを統合

「2000年」問題は、今となっては遥か昔のことのようにも思えます。それは、予想した大混乱とはならなかったかもしれませんが、コペンハーゲン県立病院に関して言うならば、良い意味で状況を変えるのに一役買いました。

病院の検査機関では25年間、病院独自のシステムが稼動し、スタッフは満足していました。しかしながら、2000年問題には対応していなかった為、対応策が必要でした。一旦システムの変更が決まれば、例えばドキュメントが大幅に改良されるなど、機能面で最新システムを導入することの重要性が認識され始めてきました、とガメルトフ教授は説明しています。

またこの変更によって、3つの検査機関からデータを統合する機会も生まれてきました。「3病院全てが総合病院でしたが、それぞれに専門の分野を有しています。それぞれの病院システムで構築された3つの別々なデータベースを統合することで、全ての検査結果へアクセスすることが可能になりました。」と、システムマネージャであるクリスティーナ・ラスムセン氏は述べています。

"医療業界において、実績があり、また非常に評判の良い企業と仕事をしたいと考えていました。"

--臨床生物学教授
ステーン・ガメルトフ氏

それでは、何故マイシスとインターシステムズを選んだのでしょうか?「我々は、医療業界において実績があり、また非常に評判の良い企業と仕事をしたいと考えていました。すなわち、多くの顧客をもつ(多くのユーザをもつことを意味する)企業であれば、非常に良いであろうと考えました。もし、その企業がデンマークにオフィスを構えていないとしても、少なくともイギリスにはオフィスを置く企業と仕事をしたいと考えていました。」とガメルトフ博士は語ります。

ガメルトフ教授がマイシスに初めて出会ったのは1998年でした。教授はMisys Laboratoryの機能性に良い印象を持ち、またこれこそが「求めていた24時間365日稼動を実現する堅牢なシステム」であると思えました。

また、拡張性についての疑問がありましたが、インターシステムズの北ヨーロッパ地域担当ディレクタであるグラハム・フロストが次のように説明しました。「マイシスをサポートするためにコペンハーゲンに行ったのですが、彼らが抱える大きなLISを稼動させる為には十分な拡張性が必要である、という病院の懸念事項は理解できました。しかし、インターシステムズでは、シングルのCompaq Alphaサーバ上で4,000ユーザが使うシステムを稼動している実績があります。また、ベンチマークで8,000ユーザのレベルまで拡張できることを証明しました。Cachéがこのシステム導入をサポートし得る自信がありました。」

「また、このアプリケーションはCachéが提供する迅速な通信機能を活用しています。多次元構造の性質を利用すれば、3病院中を流れる多数のトランザクションを処理するのに発生するネットワークトラフィックを大幅に減少させることが可能です。結果として、アプリケーションがより速く稼動し、より多くの同時ユーザを処理できるようになります。」

"我々は、マイシスチームのサポートを受け、どんな問題に対しても一緒に対処しました。"

--臨床生物学教授
ステーン・ガメルトフ氏

導入作業そのものには、全く問題がなかったというわけではありませんでした。と、ガメルトフ博士は認めます。「3つの検査室それぞれが異なった方法で作業を行っていました。この作業を通じて標準化の必要性が浮き彫りにされました。導入作業によって全てのプロセスがより簡単になったというわけではありませんが、我々は全ての工程を通してマイシスチームのサポートを受け、どんな問題に対しても一緒に対処しました。」

今は3つの検査室は医療コーディングを含め、プロセスを共有しています。よって患者が他の病院へ移っても、前の病院で受けた検査の詳細が治療スタッフに簡単に分かるようになります。また、検査機関は同じようなレポートを用意することができ、それによって、全領域に渡り、非常に正確で役立つレポートの作成と治療計画を立てることが可能になります。

クリスティーナ・ラスムセン氏は、次のように述べます。「検査スタッフによると、システムは直感的に使いやすく、比較的簡単に習得できることが分かりました。また、検査を行う本人がシステムに結果を入力することで、ミスを少なくできるという利点もあります。他の主要な変更は病院全体に渡って行われたため、その際は多くのスタッフが関わりましたが、我々が望むのであれば、少ない人員で行うことも可能でした。

"スタッフによると、システムは直感的に使いやすく、簡単に習得できることが分かりました。"

--システムマネージャ
クリスティーナ・ラスムセン氏

彼女の同僚であるガメルトフ教授と同様、クリスティーナ・ラスムセン女史は、システムの信頼性が最も重要な利点であると認識していました。「可用性は平均99%以上で、とてもスムースに稼動しているシステムです」と彼女は述べます。

グラハム・フロストは次のように語ります。「Cachéを使った経験のある顧客によれば、一旦リレーショナルデータベースからCachéへ移行すれば、アプリケーションは20倍も速く稼動します。Cachéはシステムのサイズに関わらず24時間365日での稼動が必要なアプリケーション向けに設計されており、データベースシステムに共通してかかるメンテナンスを劇的に削減することができます。」

クリスティーナ・ラスムセン女史は、マイシスのサポートにとても満足しています。「もし問題があれば、彼らは24時間体制でサポートを提供します。この事は我々にとって、とても重要なことなのです。」

世界の医療組織で採用

コペンハーゲン県立医療病院のアプリケーションが、Misys Laboratory がCaché上で稼動し、その価値があることの証明を要求が真にあったことは、SSIでの要求によって裏付けられています。14の検査室で600もの異なるタイプの検査を行い、システムは高機能で堅牢なだけでなく、複雑なデータとレポートを提供する機能も備えている必要がありました。Cachéの複雑なデータを格納する機能を使えば、ユーザは迅速にデータにアクセスできる、ということも、テストされました。

"24時間体制でのサポートにより、問題があれば、即座に対応してくれます。"

--システムマネージャ
クリスティーナ・ラスムセン氏

研究所の分析ディレクタであるヴィベケ・ロスダール博士は、次のように説明しています。「我々は国立の機関であり、検査を行うだけでなく、ブドウ球菌や梅毒といった細菌の調査や監視を行うのも我々の仕事です。このため、データを扱うことと、調査に必要なレポート作成の両方ができるシステムを必要としていました。」

古いシステムは特注のものでしたが、何度も変更を繰り返した為、ローカルサプライヤでもこれ以上の開発は行いたくないことがわかったと彼女は述べます。また、将来的に導入を予定している、GPや他のユーザからの電子リクエストへの対応が行えるシステムを望んでいました。

“初めは、我々の要望を実現できるシステムが市場にあるだろうか?と自問自答していました。’

- スタテン・セーラム研究所
分析ディレクタ
ヴィベケ・ロスダール博士

「初めは、我々の要望を実現できるシステムが市場にあるだろうか?と自問自答していました。次に、マイシスを含め、2製品に絞込みました。とても複雑な組織なので多数の疑問点が発生しましたが、殆どの疑問点は普通の病院であれば発生しないようなものでした。」と、ロスダール博士は語ります。

SSIでの課題の中には、システムを変更するだけでなく、ペーパーレス環境にするために、日々の数多くのプロセスを変更するものもありました。例えば、以前は、関連検査室に直接送られていましたが、今は全ての標本は、中央処理部署へ送られます。

システムマネージャのシャーロッテ・ノベル氏は、システム導入前について次のように述べています。「ナンバリングシステムにおいては、無秩序の状態でした。各部署がそれぞれの方法で行っていたので、体系化するのが大変でした。今は、サンプルがSSIに到着すると、開封され、すぐに中央のシステムに送られます。その後、各検査室に配布されるようになりました。」

この作業を助けるために、SSIは標本用の工程追跡管理モジュールである、「Misys SMART」を導入しました。「以前は、検査室それぞれの方法で行っていたので、標本の追跡ができませんでした。検査だけでなく、検査に関するアドバイスも行います。ここには、沢山の電話があり、検査結果についてのアドバイスを求められたり、「いつ結果が戻ってくるのか」等、問い合わせがあります。以前は、いつ答えられるのかを言うことも難しかったのです。」

"我々が行う全ての調査は、世界保健機関といった国際的な組織と協力して行われます。"

- - スタテン・セーラム研究所
分析ディレクタ
ヴィベケ・ロスダール博士

「我々が行う全ての調査は、世界保健機関といった国際的な組織と協力して行われます。よって、治療過程のデータへ簡単にアクセスすることが非常に重要なのです。」と、ロスダール博士は述べます。SSIはまた、Misys Laboratoryの細菌学モジュールを組み込み、さらに複雑な試験や検査を行えるようにしました。

「技術における大きな変化、というだけではありません。我々が仕事を行うプロセスを根本的に考え直すもことになりました。」と、シャーロッテ・ノベル氏は語ります。また、研究所では、まもなくシステムの費用対効果を確認する予定です。「次年度までに、標本検査のスピードアップと、検査1件当たりのコストダウンが可能になると思います。」と彼女は述べます。