医薬品卸における業務の刷新と物流革新で、世界最高レベルのシステム構築を目指す

医薬品卸における業務の刷新と物流革新で、世界最高レベルのシステム構築を目指す

メディパルホールディングス社は、2005年に、日本で最大級の化粧品・日用品卸会社であるパルタック(現:Paltac)社と、医薬品卸売業のメディセオグループが経営統合して誕生した、日本の卸業界最大手の企業です。グループの総売り上げは、2兆4600億円に上ります(2009年3月期連結ベース)。

グループ会社である Paltac 社は、InterSystems Caché® を使ったSAMSと呼ばれる総合物流基幹システムを出荷精度99.999%で運用しており、多くの特許をはじめとする自社での高いエンジニアリングと技術力をもつことで、大変著名な企業でした。

厳しいビジネス環境の下、卸売業界は、物流の生産性とコスト効率の追求が不可欠であり、経営統合にあたっては、さらなる競争力を高めるために、Paltac 社で培った物流における高度なノウハウと技術力を活かし、より効率のよい物流システムの構築を目指して、全社的なシステム改革を推進しています。その中核を担う基盤技術として Cachéを採用しています。

まず取り掛かったのは、医薬品部門、メディセオ社の情報系の刷新と、営業支援システム(SFA)のリプレースでした。その両プロジェクトでは、パフォーマンスの大幅な改善、リソースの低減など大きな成果を上げています。

さらに現在、グループ内の物流革新に取組んでおり、生産性とコスト効率の向上と、定期・定時・高納品率といった顧客サービス向上を図り、革新的な医薬品物流センターを構築しています。

メディセオ社が取り扱うアイテムは、全社で9万アイテム/月にも上ります。一店舗の薬局の細かい注文から大手グループ病院の一括発注など、多種多様な受注にきめ細かく対応し、顧客にとっての安心・安全を確保して、シックスシグマ(100万の3.4)の精度を目指した物流システムの構築に取組んでいます。これまでの医薬品の卸業は担当営業の人的介在も多く、それによる受注や納品ミスも発生していましたが、今回の新物流システムは、受注から納品までを一括してセンターが請け負う完全化を行い、システム改革のみならず、人的資源の有効活用を含めた業務改革を進めており、まさに業界にとって革新的な物流の構築を行っています。

第一号は、神奈川における物流センターで、2009年8月に稼動。続いて大阪での稼動を予定しており、順次全国への展開を計画しています。

メディセオ社 代表取締役副社長 山岸十郎氏は、Cachéの採用について、以下のように述べています。「長年に渡ってCachéを運用していますが、処理のスピードはもちろん、開発スピード、少ないリソース、コストパフォーマンスなどの点で、大変満足しています。」