ハミルトン・ヘルス・サイエンス社は、
一元管理されたWebベースの救急紹介
システムにCachéを採用
主要な利点
- Web技術
- 即時アクセス
- 拡張性
シェリー・モネータ氏のもとにRFP(提案依頼書)が来た時、同氏は期待に胸を膨らませました。オンタリオ州政府保健省は、すべての既存の救急紹介プログラムを州全体で集中管理化することを決定しました。コスト削減と医療の質の向上を目指す同保健省は、資源をより効率的に活用するシステムの募集を発表しました。保健省が想定するシステムとは、オンタリオ州の各地域の医師が、州内のあらゆる場所の医療資源の利用可能状況に関して総合的な情報を容易に入手できるようにするというものでした。
ハミルトン・ヘルス・サイエンス社のCritiCall紹介プログラムの運用管理者であるモネータ氏は、自社がこの契約を勝ち取る好位置に付けていることがわかっていました。病床数1,500のハミルトン・ヘルス・サイエンス社は、オンタリオ州で最大の総合医療を提供する企業です。そのCritiCallプログラムは、ハミルトンにある比較的小規模ないくつかの地域病院を対象として、既に集中管理化した紹介サービスを提供していました。そのプログラムの基盤はHamilton Central Bed Registryという登録システムです。この登録システムは、医療専門家からの幅広い支持を誇っていました。これには、一般外科医であり、CritiCallの医療関連責任者であるフランク・ベイリー医師の尽力が功を奏したこともありました。しかし、このシステムは構築から既に15年が経過しており、使用している機器もダイアルアップモデムのような時代遅れのものでした。ベイリー医師のモデルを引き続き使用する一方で、現代的なテクノロジを基盤とした新しいアプリケーションを構築できると、モネータ氏は考えていました。
ハミルトン・ヘルス・サイエンス社は、システムの構築をインターシステムズのVARであるリンコン・テクノロジー社に依頼しました。リンコン・テクノロジー社はインターシステムズの新しいポストリレーショナルデータベースであるCachéを利用して保健省のRFPを満足させるシステムを3か月で構築し、これにより、ハミルトン・ヘルス・サイエンス社は保健省との契約を獲得しました。今では、インターネットブラウザからパスワードを入力すれば、オンタリオ州にある7か所の主要な医療センターすべての資源の状態が誰にでもわかるようになっています。現在も、より小規模な地域病院がシステムに追加され続けています。予定では、1998年末までにオンタリオ州にあるすべての病院の資源がシステムに登録されることになっています。
「スケーラビリティについてはまったく心配していませんでした。Cachéであれば、
アプリケーションがどんなに大きくなろうと心配する必要がないことがわかっていました」
リンコン・テクノロジー社代表
ジョセフ・スカリオーネ氏
モネータ氏は次のように述べています。「CritiCallは、医療従事者が必要とする情報に直ちにアクセスできるようにします。医師は、このシステムにログインしてさまざまな情報を入手できます。この情報として、緊急治療室、集中治療室、分娩室それぞれの状況、利用できる病床数、45の主要医療分野すべての自宅待機医師の名前と連絡先などがあります」また、病院管理者はCritiCallの高信頼管理ツールを利用することで、データベースにあるデータを対象としてレポートを作成することもできます。
システムは、冗長性を実現するためにMicrosoft NTクラスタ上で稼働し、200MHzのIntel Pentiumプロセッサを4つ使用しています。Cachéは、ブラウザとしてNetscape またはMicrosoft Internetを実行しているPentiumクライアントに3.5 GBのデータベースを接続します。
リンコン・テクノロジー社がCachéに見出した2つの優れた特性は柔軟性とスケーラビリティです。リンコン・テクノロジー社の代表の1人であるポール・エリガース氏は、次のように説明しています。「ハミルトン・ヘルス・サイエンス社は、インターネットベースのアプリケーションが持つコスト削減の特性を活用することを目指していました。私たちは、まず、CGIスクリプトとのインターフェースを構築しました。これにより、インターシステムズがそのWebテクノロジを公開したときに、アプリケーションを簡単に移植できました」
当初、このシステムはオンタリオ州の7つの主要医療センターにのみ導入される予定でした。しかし、このシステムの高機能性に着目したオンタリオ州政府保健省は、州にある小規模な地域病院もすべて対象として、合計170機関をこのシステムの傘下とすることを決定しました。リンコン・テクノロジー社の副代表であるジョセフ・スカリオーネ氏は次のように述べています。「スケーラビリティの問題はまったく心配していませんでした。Cachéであれば、アプリケーションがどんなに大きくなろうと心配する必要がないことがわかっていました」
リンコン・テクノロジー社は、パフォーマンスの面からもCachéを選択しています。呼び出しがあれば、ユーザは、情報をすぐ手元に置く必要があるからです。「直ちに情報にアクセスできるようになっているので、あるときは急いだり、あるときは待ったりする必要はなくなりました」とモネータ氏は語っています。
また、スカリオーネ氏は次のように述べています。「私たちはOracleやDB2などのリレーショナルテクノロジも経験していますが、Cachéに匹敵するデータベーステクノロジは他に見当たりません」
「我々はNTで稼働するCachéに満足しています」と語るのは、エリガース氏です。モネータ氏は続けます。「私たちが手に入れたテクノロジは、開発最先端のものではなく、実用面で最先端のものです。CritiCallをサポートする最善のテクノロジを手に入れたことで、大いに満足しています」

