ユーレックス証券取引所、
Cachéでビジネスを拡張
1998年にドイチェ・ベルゼAG社とSWXスイス証券取引所が合弁で設立したユーレックス証券取引所は、現在では世界でも有数のデリバティブ取引所となっています。2005年に、確定利付証券と確定利付債の世界的な証券貸付を扱う、完全に統合された電子マーケットとして、同取引所は新しい部門ユーレックス・セクレンドを発足させました。この部門では、インターシステムズ社のCachéを基盤に構築された、自動のデータメンテナンスソリューション、データケアマネジメントを採用しています。データケアマネジメント は、ユーレックス社向けにSTABILITインフォマティク社が開発しました。そのきっかけは、証券に関する情報の収集と統合を手作業で進める旧来の方法では、ユーレックス・セクレンドの業務を開始できないことが分かったためでした。データは、ブルームバーグ、スイス銀行SNB、テレクルスなどの情報提供業者から、電子メールにExcelファイルが添付され、定期的に到着します。このほか、他のデータソースのWebサイトにクエリを発行してデータを取得することも必要です。ユーレックス・セクレンドの責任者であるフランシスコ・ゴンザレス氏は、次のように述べています。「これは、当社が外部ソースから入手し、統合したうえで、包括的な品質管理が必要な、きわめて複雑なマスタデータです」ユーレックス・セクレンドが業務を開始したときに処理していた証券は約20,000銘柄でしたが、今では約60,000銘柄にも及びます。「自動化なしでは、このような大量の統計データは管理不可能でした」とゴンザレス氏は語っています。
「私たちが特に評価しているのは、Cachéの複雑なデータに対する処理能力Java環境への
シームレスな接続性でした。リレーショナルデータベースにはとてもこのような処理は望めません」
STABILITインフォマティクAG社
ゼネラルマネージャ
ジャン・トルンカ氏
STABILITインフォマティク社はJavaを開発言語として使用し、Cachéの高性能オブジェクトデータベースを、ビジュアルルールのルールエンジンとキウイ社のWeb 抽出システムに接続して、ユーレックス・セクレンド向けのデータケアマネジメント を構築しました。このソリューションは、多彩なソースからデータを自動的に受け取ります。データは、複雑に組み合わせたビジネスルールを使用して、証券取引用のプラットフォームで利用可能なマスタデータストアに統合します。STABILITインフォマティク社のゼネラルマネージャであるジャン・トルンカ氏は、当時を思い起こして次のように語っています。「Cachéのパフォーマンスとスケーラビリティには大きな期待を寄せていました。私たちが特に評価しているのは、Cachéの複雑なデータに対する処理能力と、Java環境へのシームレスな接続性です。リレーショナルデータベースにはとてもこのような処理は望めません」
ユーレックス・セクレンドでは、当初の計画通り、世界市場がどんなに成長しても、それに対応できる体制が完全に整ったといえます。ゴンザレス氏は、次のように述べています。「徹底した自動化によって、チームには新たな業務容量が生まれました。当社にとって、100,000銘柄の証券取り扱いはまったく問題ではなくなっています」

