一般開業医向け、Webベースの
直接予約システムをEDS社が開発

主要な利点

  • 迅速なアプリケーション開発
  • 拡張性
  • パフォーマンス

インターシステムズの長年のパートナーの1社であるEDSヘルスケア社(www.eds.com)は、Cachéによる新しいシステムとして、一般開業医が外来診療所での患者診療をオンラインで予約できるe-DBMSを新しく開発しました。東グロースターシャーNHSトラスト向けにグロースターシャー地区保健医療局と共同で開発されたこの新しいシステムは、この種のシステムとしては英国で最初のものであり、患者に幅広い選択肢と柔軟性を提供するものです。今後は、開業医の紹介状を自動的に生成し、病院のデータベースへリモートアクセスで予約することにより、予約にかかる時間が短縮される見込みです。

EDSヘルスケア社は、チェルトナム総合病院やグロースターシャー・ロイヤル病院をはじめとする各地の地域病院を対象として、約1,000のユーザにオンサイトのITサポートを提供しています。同社は、インターネットの機能と柔軟性を活用することにより、患者に対するサービスを質とスピードの両面で向上させるシステムの開発を必要としていました。EDS社のアカウントマネージャであるマイク・レドベリー氏は次のように述べています。「当社は、患者への幅広い選択肢を提供し、紹介プロセスを迅速化し、また患者が病院の予約をキャンセルする時の時間損失を低減するシステムの構築を目指していました。従来のシステムでは紹介状を郵送で受け取っていましたが、そこに記載されている予約日は都合がいいこともあれば悪いこともあり、このインターネットの時代には合わないシステムでした。必要としていたシステムは、患者のニーズに的確に応えることで、予約日時に患者が病院を訪れない事態を減らし、より多くの患者を診療できるようにするものでした。当社ではインターシステムズ製品を長期にわたって使用してきましたが、Cachéの導入によりこの技術こそ、このようなシステムを実現するうえで理想的なプラットフォームであると感じました」

「当社ではインターシステムズ製品を長期にわたって使用してきましたが、Cachéの導入により、
この技術こそ、このようなシステムを実現するうえで理想的なプラットフォームであると感じました」

EDSヘルスケア社
マイク・レドベリー氏

直接予約システムはCachéで記述されて、Webブラウザ技術を基に開発され、基盤となるPASデータベースにNHS Netと安全なファイアウォールを経由して接続しています。このシステムは、一般開業診療所と病院のPCを経由してアクセスが可能で、マイクロソフト社の Word文書を使用して、病院への紹介状と患者への予約状を自由に作成可能することができます。機密性とセキュリティを実現するためにパスワードによる管理を採用しており、一般開業医がアクセスできる情報は、担当の患者に制限されています。直接予約システムには次のような利点があります。

予約日時の選択肢を多くすることで、外来診療所での「来診なし」(Did Not Attends:DNA)の件数が減少します。

一般開業医の紹介状をやりとりする時間が短縮され、システム側で予約を行い、自動的に病院に電子的に転送されます。

適切な診療所への正しい紹介するための一般開業医が従うべき手順により、不適切な予約や不要な予約を無くすことができます。

患者の詳細情報に対する変更や新規患者の登録情報は、一般開業診療所から病院の患者管理システムに転送され、正確で最新の患者情報に更新します。

レドベリー氏は次のように述べています。「このシステムは、高速でセキュリティに優れているうえ、使用方法もきわめて容易です。Windowsを使い慣れていれば、使いこなすまでに要する時間はわずかです。患者側では、一般開業医で病院の予約可能な日時を選択できます。予約状は編集することができ、先の病院の所在地を示す地図を載せるも可能です。一方、病院側では直接予約システムを使用することで、手作業による管理の大幅な削減、紹介の処理の迅速化、正確な患者情報の自動転送が実現します」

直接予約システムを使用して、すでに2,000件近くの予約が処理されています。現在、理学療法科、産婦人科、および皮膚科を対象として、2か所の試験的に設定した診療所からチェルトナム総合病院への受診予約にこのシステムが使用されています。この方法は、グロースターシャー・ロイヤル病院でも同様に採用される予定です。さらに、EDS社は、内視鏡による日帰り手術の予約にこのシステムを使用するために、グロースターシャー・ロイヤル病院の内視鏡検査科と協力しています。この開発では、現在は一般開業医が使用している見積書を電子的手段で病院に転送する処理も扱う計画があります。

このシステムは、2000年中にこの郡にある10か所の診療所に展開される予定です。この患者向け予約プロジェクト(Appointments for Patients Project)では、2001年よりこのシステムと合わせて使用できるように、2週間癌待機療法の予約と専門的な胸痛診療のための資金も確保しています。また、EDS社は、2001年初めに直接予約システムを南デボン・ヘルスケアNHSトラストに導入する契約も既に結んでいます。

今後、直接予約は、EDS社のGoldPASシステムのモジュールの1つとなる見込みです。GoldPASは、本質的には既存の病院患者管理システムのフロントエンドをWeb対応インターフェースに置き換えるものです。このインターフェースも、Cachéで開発されます。直接予約システムと連携することにより、この方法であれば、従来の患者管理システムそのものを実際に再度開発しなくても、システムに保持されているデータをより容易に利用できるようになります。CachéはODBCをサポートしているのでデータへのアクセス、データの更新、およびデータとアプリケーションの統合が他のアプリケーションから可能です。これは、患者管理システムシステムへのこれまでの投資を利用可能にするだけでなく、これらのシステムにある情報資産をWeb経由のアクセスに開放し、臨床情報システムと統合して、臨床現場の情報が容易に記録できるようになります。GoldPASもパイロット段階にあり、年末までには稼働を開始する見込みです。