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Caché コンポーネンツ

データベースの回復能力を提供するということは、ハードウェアコスト、システム障害からの復旧と、その障害により失ったトランザクション数とのバランスとる行為である。Caché には、クラスタリング、シャドウイングといった機能を提供しており、アーキテクトは、ニーズとリソースに合わせてその組織に最適なシステムを設計することができる。
回復能力
障害は発生する。再構成やアップグレードのためのダウンタイムのような計画されたものもあれば、突発的な障害や電源に足をひっかけるといった事故などによる計画外のものもある。ビル火災や近隣の停電などのように、災害と位置づけられるものもある。回復能力とは、障害への対応や復旧する能力を意味する。コスト、システム機能、そしてデータベース状況の保持のバランスを考える場合、多様な回復機能を用意することにより、Caché は、システムアーキテクトに選択肢を与える。
部分障害に直面した場合の、高可用性クラスタリング
データベースクラスタでは、2つ以上のサーバが、1つのデータベースにアクセスする。1つのサーバに障害が発生した場合、他のクラスタメンバが、そのジョブを引き継ぐように構成されている。ユーザには、システム構成によるオペレーションの中断はほとんど分からない。
1つの共通の(そして、コスト効率の極めてよい)構成として、フェイルオーバクラスタがある。これは、複数のデータサーバがデータベースアクセスを共有するものだが、1度に1つのサーバだけがアクティブとなる。アクティブサーバに障害が起こると、スタンバイサーバが自動的に引き継ぐ。OSにより、フェイルオーバは2-3分かかる場合もある。Cachéの Enterprise Caché Protocol(ECP)は、この種のシステムにはユニークな優位性を提供する。なぜなら、遅延はあるかもしれないがトランザクションは失われない。

クラスタのもう1つのタイプには、共有データベースクラスタがあり、これはクラスタの全メンバが、同時にデータベースにアクセスできるものである。このシステムは、データベースが利用可能であり続けることを保障するが、追加のハードウェアや管理コストがかかる。Caché は、現在、Alpha Open VMSとUnix TRU64プラットフォームにおいて、共有データベースをサポートしている。
災害復旧のためのシャドウイング
災害が起こりデータベースが消失または破壊されといった、まれに起こる状況の場合、問題になるのは、データ復旧についてである。特にデータベースの最新のバックアップコピーは、どの位最新なのか? ということになる。バックアップコピーは、数時間、数日、数週間前のものであったり、それらをリロードするのに長時間かかる場合もある。そうした理由から、リアルタイムで、データベース複製を維持するためにシャドウサーバを使うシステムもある。システム構成により、主要データベースの変更がシャドウデータベースに反映されるまでに、2-3秒ほどの断続時間がある場合がある。Cachéは、シャドウイングシステムの断続を計測する機能がある。また、障害が起きた時にシャドウイングされていないトランザクションをロールバックする機能ももっている。

シャドウイングは、クラスタシステムで使用することができる。よって、可用性とデータベース状態保持の両方の機能を提供する。シャドウイングされたクラスタでは、クラスタの各メンバは、それぞれジャーナルを書く。ジャーナルは、シャドウサーバに送られる。デジャーナルする場合、クラスタジャーナルシーケンス番号により、指示は順番に処理される。
計画休止のダウンタイムを回避
回復能力の見落とされがちな1つの側面は、計画休止を回避する機能である。Caché システムの管理機能は、データベースやシステム構成の多くの変更をリブートやオペレーションの中断なしに行うことができる。
