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Caché ドキュメント
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Caché 5.0.7 リリース・ノート
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ポスト・リレーショナル・データベース Caché をご利用いただき、ありがとうございます。 このドキュメントでは、
Caché 5.0.5 と
Caché 5.0.7 の違いを説明します。
開始する前に、Caché 5.0 リリース・ノート (Docs/GCRN/GCRN.html ファイルの Caché インストール・ディレクトリに存在する) を参照してください。以前の 5.0 メンテナンス・キットに関する詳細は、このファイルと同じディレクトリにある prenotes.htm を参照してください。
このドキュメントには、以下のセクションが含まれています。
Caché の最新ニュース、アラート、アドバイザリ
インターシステムズは、必要に応じて、当社のソフトウェアをお使いのユーザに対し、早急に必要となる重要な情報を発表しています。 この中には、警告、不可避の問題点、重要な更新、修正、Caché のリリースなどがあります。
最新のリストは、インターシステムズの Web サイト から取得できます。
ユーザはこのリストを定期的にチェックし、お使いのアプリケーションの処理に関連する問題がある場合、その最新情報を確認してください。
今回の変更による影響をお使いのアプリケーションで認識するため、各変更の解説では、修正点を詳細に説明しています。
すべての変更に対し、問題発生の可能性、変更による影響、他の顧客が問題なく製品を使用しているかなど、関連情報を示した表があります。 表では 1 つまたは 2 つのキーワードと値のみ使用し、情報を簡単に認識できるようにしています。 キーワードの意味は、以下の通りです。
- 可能性 - 該当するプラットフォームのユーザにこの問題が生じる可能性
- 危険性 - この変更がアプリケーション環境に新たな問題を誘発する可能性
- パッチ - この変更が以前にパッチとして配布され、実運用しているシステムで問題なく動作しているかどうかの有無
- 拡張性 - この変更が新機能や拡張機能を提供するかの有無
- 構成マネージャ
- ネットワーキング
- オブジェクト : リレーションシップ
- オブジェクト : XML
- SQL : クエリ処理
- システム
- システム : バックアップ/リストア
- システム : ジャーナリング
- システム : ライセンス付与
- システム : スタートアップ
カテゴリ : 構成マネージャ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : CFL1011
要約 : OpenVMS 上の .cpf バックアップ・ファイルの削除を修正
説明 :
VMS で生成されたすべての .cpf バックアップ・ファイルは、VMS の構成を構成マネージャで編集すると削除されましたが、このバグを修正しています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : ネットワーキング
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : SML436
要約 : DSM システムに送信される倍精度添え字の精度の削減
説明 :
DSM システムは、全種類の Caché 倍精度数の添え字は処理できません。 処理できない添え字は、DSM システムが認識できる精度まで削減されています。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : リレーションシップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : DLP1094
要約 : %Collection.RelationshipObject::GetObjectAt での <UNDEFINED> を修正
説明 :
今回の変更により、名前の付いたメソッドで、<UNDEFINED> エラーの原因となる不正な内部参照を修正しています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : リレーションシップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : DLP1121
要約 : 親オブジェクトをスウィズルする際、関連オブジェクトを自動的にロードしない
説明 :
今回の変更前は、子オブジェクトが親オブジェクトを参照しようとすると、親とリレーションシップを持つすべてのオブジェクトがインスタンス化されることがありました。 これにより、参照する際に、予期しない不要なオーバーヘッドが生じました。 今回の変更により、実際に参照されるオブジェクトのみをロードするように、自動的なロードを削除しています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
中 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : リレーションシップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : DLP1134
要約 : Next() と Previous() でロードされなかった関連オブジェクトのロード
説明 :
今回の変更により、Next() メソッドと Previous() メソッドの呼び出しを実行すると、関連オブジェクトをロードします。 以前は、これらのメソッドはエラーを返していました。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : リレーションシップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : DLP1138
要約 : リレーションシップ・オブジェクトをスウィズルする際、修正ビットをセットしない
説明 :
参照された他のオブジェクトがメモリに存在する場合、オブジェクトに対し修正ビットを不正にセットしました。 この問題は修正され、現在はオブジェクトが実際に修正された場合にのみ、修正ビットをセットします。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
中 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : リレーションシップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : MAK853
要約 : %Collection.RelationshipObject の性能の向上と修正
説明 :
アプリケーションで Insert(oref) を呼び出し、オブジェクト・リファレンスをリレーションシップ・コレクションに挿入する場合、あるいは、廃止予定のメソッド SetAt(oref,key) を呼び出した場合、リレーションシップに格納される oid の代わりに、id のみが格納されました。 これにより、コレクションで oid の検索時に問題が生じていました。 現在は両方のメソッドが正しく oid を挿入します。
今回の変更により、リレーションシップに対する内部ストレージの性能が向上し、必要なメモリ容量も削減されています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
中 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : リレーションシップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : MAK992
要約 : %ConstructClone でのリレーションシップの失敗
説明 :
%ConstructClone メソッドは、動作の実行前に、リレーションシップのすべての ID をロードできませんでした。 今回の変更前は、他の参照を実行しようとしてロードされた ID のみをコピーすることがありました。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : オブジェクト : XML
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : JN178
要約 : SAX パーサで endDTD への不正な呼び出しを修正
説明 :
SAX コンテンツ・ハンドラで不正なメソッドを呼び出すと、存在しないメソッドを検索していました。 この問題は修正されました。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
なし |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : SQL : クエリ処理
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : BJB284
要約 : 仮想 OR との ifn 重複の修正
説明 :
SQL コード・ジェネレータでの問題を修正しました。 OR 節を含む UNION サブクエリを選択すると、特定の状況で、結果の列に不正な値を表示することがありました。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : DAS497
要約 : 日付/時刻処理に対応する <ACCVIO> の修正
説明 :
日付/時刻を変換してフォーマットを表示する際に、日付/時刻の小数部がゼロの場合、特定の状況で <ACCVIO> エラーが生じることがありました。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
中 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : HYY864
要約 : 同じノードに SET の順を保持する $SortEnd
説明 :
特定の状況で、$SortEnd() は、同じグローバル・ノードに発行順とは異なる順序で SET を実行することがありました。これにより、不正なグローバル・ノードを生じることがありました。 今回の変更により、SET を正しい順序で実行します。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : HPUX
DevKey : JLC590
要約 : HP11 の Clsetcon() で発生するバグを修正
説明 :
今回の変更により、Caché の HPUX を実装すると、将来的に <STORE> エラーの原因となる性能の劣化を修正しています。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : LFT1134
要約 : $zobjexport の問題を修正
説明 :
今回の変更で、エクスポートするオブジェクトのサイズが 32K に近づくと生じ、未定義変数に関連する複数のエラーを修正しています。 また、エクスポート中のオブジェクト・トークン処理も向上しています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
中 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : Windows
DevKey : LFT1214
要約 : ハンドルがない場合の Caché 処理の改善
説明 :
今回の変更により、Windows 上で動作する Caché システムのハンドルがない場合のエラー処理を追加しています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
中 |
| パッチ |
なし |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : RJF018
要約 : 旧式のフォーマットのデータベースで $BIT 処理の改善
説明 :
今回の変更により、2K (旧式のフォーマット) データベースで $BIT (ビットマップ・インデックス) 関数を SET で使用すると、データベース整合性エラーが発生する問題を修正しています。 変更前は、$BITSET がビッグストリング・データを生成すると、データ・ブロックでビッグストリング・ノードの追加を反映するため、一番下のポインタ・ノードの更新に失敗していました。 この問題は、以前リリースされたすべての Caché に影響を及ぼしています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : OpenVMS
DevKey : SAP150
要約 : インクリメント・ベースの優先順位ではない %PRIO 設定
説明 :
HIGH^%PRIO は、OpenVMS で不正な優先順位を設定します。 この問題は、修正されています。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : SML398
要約 : 数値型添え字にネットワーク越しにアクセスすると発生する問題の修正
説明 :
特定の状況下で、リモート DSM/MSM システム上にあるグローバルに $DATA や $ORDER を使用してアクセスしようとすると、<SUBSCRIPT> エラーの発生や不正なデータを返すことがありました。
この問題は、修正されています。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : SML400
要約 : ネットワークが構成されている場合にのみネットマップを呼び出す
説明 :
ネットワークが構成されていない場合、^LOCKTAB やコントロール・パネルを使用してロック・エントリを削除しようとすると、<NETWORK> エラーが生じることがありました。 今回の変更により、この問題は修正されています。
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : SML445
要約 : ECP デーモン・ジョブを初期化する ECP 接続の開始処理の改善
説明 :
リモート・サーバに初めて ECP アクセスする場合、Windows プラットフォームでは約 5 秒かかっていました。 今回の変更により、この問題は修正されています。
| 可能性 |
高 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム : バックアップ/リストア
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : HYY805
要約 : DBACK* からエラーが報告された場合に内部状況をリセット
説明 :
今回の変更により、DBACK* がアプリケーションから呼び出された場合にエラーがリポートされると、内部状況フラグが適切にリセットされない問題を修正しています。
今回の変更にもかかわらず、バックアップ処理の実行アプリケーションは、報告されたすべてのエラーをプログラムで処理し、バックアップ処理前の状態にシステムをリストアする必要があります。
| 可能性 |
高 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
なし |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム : バックアップ/リストア
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : HYY886
要約 : バックアップ転換設定後、ECP ベースのクラスタを休止
説明 :
バックアップ開始前にクラスタは休止しないため、バックアップが破壊された ECP ベースの Caché クラスタで問題が発生していました。今回の変更により、この問題を解決しています。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
なし |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム : ジャーナリング
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : HYY859
要約 : 特権のないユーザによるジャーナル停止の回避
説明 :
特権のないユーザは、ジャーナルを停止できません。 ジャーナルに関する限り、特権のないユーザとは、ジャーナル・ファイルへの書き込みアクセス権を持たないユーザを示します。
特権のないユーザがジャーナルを停止しようとすると、以下のエラーのいずれかがレポートされます。
Access to journal file [journal name] denied
あるいは以下のレポートです。
Unable to open journal file [journal name] for write access
| 可能性 |
低 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム : ライセンス付与
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : RJW691
要約 : ライセンス更新直後、ライセンス・マネージャに接続できない
説明 :
Caché バージョン 5.0 を実行中にライセンス・キーをアップグレードする場合、cache.key ファイルをシステム・マネージャのディレクトリにコピーして $$UPGRADE^%LICENSE を実行する、あるいは構成マネージャ・ライセンス・ウィザードを使用しキーをインストールする、のいずれかを行いましたが、これにより、内部ライセンス・マネージャのアドレス・フィールドを上書きするため、ライセンス・マネージャとの通信が切断されることがありました。
今回の変更により、上記の現象を回避しています。 ライセンス・マネージャは、新しいキーの許容値を受け取り、1 分程度で内部テーブルを更新します。 この新しい値は、ローカル・システムにすぐに反映されます。
メモ : これは、ライセンス・マネージャを使用する複数のサーバ・キーにのみ適用できます。 また、キーを共有する各構成ごとに新しいキーをインストールする必要があります。
| 可能性 |
中 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
なし |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム : スタートアップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : CFL981
要約 : %SYS マッピングの修正
説明 :
%SYS ネームスペースに定義されたマッピングが、Caché の再起動中に削除されてしまう問題を修正しています。
| 可能性 |
高 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
あり |
| 拡張性 |
なし |
カテゴリ : システム : スタートアップ
プラットフォーム : すべてのプラットフォーム
DevKey : SAP153
要約 : 不正な cpf ファイルを使用できる CCONTROL
説明 :
Cachesys ディレクトリに以下のようなファイルが含まれている場合、
<config> は構成名で、(コマンド行に何も記述しない、あるいは 'cache' を使用する場合も) ccontrol は cache.cpf.<config> を使用して構成を開始します。 起動中、ユーザに "cache.cpf" ファイルのみ使用するよう指示します。
今回の変更により、ファイル名を正確にレポートします。
| 可能性 |
高 |
| 危険性 |
低 |
| パッチ |
なし |
| 拡張性 |
なし |
ドキュメントの更新
Caché ドキュメントの内容は、編集上の改良、既存の内容の更新、新しい情報の追加など、リリースにしたがい改訂されています。 以下は、以前のリリースから Caché ドキュメントに追加された重要な変更の概要です。
- Caché を Network Appliance Filer で使用する記事が、ナレッジ・ベース・セクションに追加されています。
- UNIX システム用のパラメータを計算する記事が更新されています ("Caché インストール・ガイド" の付録 B)。
- リリースノートのアップグレードの章が更新されています。
- SQL リファレンスの内容を全面的に見直しました。以下は変更点の例です。
- すべての日付関数と時刻関数の説明を必要に応じて改訂しました。変換の新しい情報や多くの例も追加されています。
- CREATE 文と DROP 文の説明が更新されています。
- IFNULL 関数、NULLIF 関数、ISNULL 関数、NVL 関数の比較テーブルが追加されています。
- 構成マネージャの表現に合わせて、SQL DDL データタイプ・マッピングを更新しています。
- 必要に応じ、SQL 関数と Objectscript 関数間の通信が追加されています。
- コマンド名、関数名、変数名の相互参照が改善されています。
- リファレンス・セクションでの入出力デバイス・ガイドが、以下の点で更新されています。
- SPOOLER 使用の書き換えセクション
- TCP/SENDIMEDIATE モードの説明
- ターミナル OPEN で有効な新しいオプション
- Objectscript リファレンス・マニュアルの以下の項目を改訂しています。
- NlS と $ZDATE、$ZDATETIME の相互作用
- 日付関数と時刻関数の新しい例
- TSTART、TCOMMIT、TROLLBACK とそれに対応する SQL コマンドのリンク
その他に、文法や誤字脱字の修正といった小規模な改訂も多数行っています。